「ねぇ今日も一緒帰れる??」

「あぁ、いいよ」

廊下の窓から顔をのぞかせている綾子チャン
黒髪の長い髪をなびかせ、肌は透き通るように白い
ほどよい感じの甘えん坊で
超モテている。
私とは正反対だ。


今日も2人で帰るんだ....

「はぁ....」

思わずため息がもれてしまった


「な~にため息ついちゃってんの~
涼花らしくないぞッッ」

「いゃ、まぁそぉだよね!!
私には笑顔しかにあわなーい!」

とかゆって無理矢理笑顔つくってるの
ばれてるかなぁ....?

「ちゃんと笑ってないよ」

ぁ、ばれてた....やっぱり親友なだけあるな

「涼花さ春斗クンの事好きでしょ?!」

っ!!

「ふぇっ?!
んなわけないじゃん!!
春斗クンには彼女いるんだよ!!
しかもなんか雰囲気怖いし....」

そぉ..春斗クンには彼女がいる。
好きになったって意味ない。
なっただけ無駄だよ。

「へぇ〜」
かほは何もかもお見透のような目で
私をみている

「な、なによー」

「やぁ、素直じゃないなぁ....って」

素直もなにもどーも思ってないもん


最近ため息ばっかついて私らしくないな....