☆願い事☆



ね、私はどうしたらいい?

別れたくなんてないよ・・・。



拓真はどうしてほしい?


本音をいえば、誰かに愛想をふりまく拓真はきらい

自分だけを見てくれない彼がきらい

でも、
笑う君は、それ以上にすきだ







授業が終わり拓真と一緒にかえる時間になった


なんとなく、いやな予感がする

何も起こらないで。



そう願いながら校門を出ようとしたけど



そんな願いはかなわなかった。



「拓真君。」



「どうしたの?朱音ちゃん」


きかないで、はなさないで・・・・。




「昨日いってた付き合おうってはなし。」



「うん。」



「受けようとおもうの。」




「へ?」




「だから付き合おうってこと。」




拓真はわたしの顔をみた。