「きゃーーーーーー!!!」
耳をつんざくような声が響きわたり
「由奈に触んな」
「いやーーーーー!!!!」
「神崎?珍しいね、こんなこと」
「井上、悪いが由奈だけはやめろ」
「別に?何も言ってないよ~」
「んじゃ。保健室行くな」
そう言って張本人の私は
訳もわからずに悠斗に引っ張られて
引っ張られて………………
「ちょ、ちょっと待って!」
「ん?」
ん?じゃないわよ!
この注目の的をどうにかして欲しい!
「目立ってるんだけど!」
「そりゃ、俺といるからな」
じ、自意識過剰!!!
まぁそうなんだけど!
「私一人で行けるから大丈夫だよ」
「いや、俺も行く。てか行きたい」
ドキッ
「で、でも………」
「由奈の手当て、俺がしちゃダメ?」
うっ………そんな顔で………
「だ、ダメじゃないけど」
「ほら、いくぞ」
「………………はぃ」
騙された。演技か!
ニヤッと骨格をあげて
前をずんずんと歩くこの人
私は周りの視線が気になりすぎて
動揺してばっかり。
私の未来……終わったな。
と、ひそかに心に思っていた

