「翔様が女と喋ってるー!」
「あの子だれ?!?!」
「翔様が女と登校?!」
まぎれもなくさっき
悠斗たちを囲んでいた女子大群様
えっ、なに…
まさかこの人も人気なんですか?
まさかの私はもしかして
これから嫌がらせの標的になるとか?!
そ、そんなの嫌だ!
とにかく離れて何も関係がないことを
認めてもらわなきゃ!
「あの!ありがとうございました!
あの人たちも騒いでいますし
翔?くんにも迷惑かかるから
私行きますね!」
よし、言い切った!
「でも血出てるし、保健室行こ?」
うっ。親切心が今は痛い。
実際に女子からの視線がイタすぎる。
「ほら、歩けないならおぶるよ?」
コケただけだから歩けるんだけど
うーむ。
どうしたら乗り切れるんだ……
「1人でも行けますし…大丈夫です」
「そ?なら良いけどさ」
よ、よし。
これで嫌がらせの対象から
はずれ「俺が連れていく」…たのに……
左腕に感じる圧迫感をたどると
やっぱり想像していた通り
悠斗の手が私の腕を掴んでいて

