さて、今日から二学期。

学校へあるいていると、私の学校の制服を着た男子がいた。

「直哉、おはよ」

「杏奈か、二学期早々やる気ねー顔してんな」

「あんたこそ、寝ぼけた顔してんじゃないわよ」

直哉は、私の幼なじみで同い年。

8年ぐらい一緒かな。

そして、、、

直哉は私の幼なじみでもあり、

”好きな人”でもある。

直哉は、野球部でエースなんだ!

直哉と同じバスに乗って、後ろから直哉の後ろ姿を眺める。

あんなに小さかったのに、今は私が見上げるぐらいになった。

そう思いながら、ぼーっとしてると

学校の前にバスがとまった。

慌ててバスから降りて、学校へ向かう。

校門へ入ると、真奈が走ってきた。

「杏奈!久しぶりー」

「おー、真奈、久しぶり!」

真奈はわたしの1番の親友。

同じ部活で同じパートだから、仲良くなったんだ!

2人で教室へはいると、新しい席が、決められてた。

「あたしどこー?真奈ー」

「いいなー、杏奈。一番後ろ!」

席順を見ると、私はどきっとした。

だって、前が直哉だったから。