誘惑の声



「なぁー、涙るーい」

「な、なに」

「涙ってさー可愛いよね」

「へっ!?か、可愛くないし」

「ほら、そうやってオドオドする感じ。すっげー可愛い」


な、何言ってんのコイツ

私は彼を睨んだ


「そんな顔を赤くして睨まれても怖くありませーん」

「っ....」

私は結局下をむいて黙りこんだ

そして入学式は終わり教室に戻る。