「いやぁ、面白かったよ....ボーッと黒板を見つめてると思ったら急に机に頭打って寝ちゃうんだもん^^」



かあああっ


恥ずかしい....

途端に赤くなる顔をなるべく見られないように下をむいた。


「それよりさ....君」

「な、なに」

「名前なんて言うの?」

「へ....?え、あ、名前?」

「そ、名前^^」

「高坂涙....デス」

「るい?」

「へっ....?」


い、いきなり呼び捨て!?

「るいってどう書くの?」

あ、そゆことね


「なみだって書くんだよ」

そう言ってノートを取り出した私は

自分の名前を書いて見せた。