「あら?もう起きたの?早いのね」

「うん、なんか目が開いちゃってね。」

「そういう母さんも早いね?」

「うふふ、まあね♪」

そんな言葉に1つ笑みをこぼして私は洗面台へ。

パシャパシャと顔を洗い 思う。

昨夜からずっと考えてる。

時が経つのは早いなぁ...って

これからまた、始めの第一歩を踏み出すんだって思うと...なんだか嬉しいような、寂しいような。

パチッ顔を両手で強く叩くと

「頑張らなきゃ...」って

まだジンジンする頬をさすりながらリビングに行く。



「母さん、今日はパンがいいな」

「あら、何言ってるの?もうご飯用意してるわよ。涙も早く用意してらっしゃい」

「ちぇっ、わーかったよ。」

しぶしぶ私は学校の用意をしに行く。

学校の用意なんて前日にする?いやいや、修学旅行以来 した事無いです。

「あれ、スマホ...どこおいたっけ?確か昨日触ってる途中で寝た......あった。」

案の定スマホはベッドの隙間に落ちている

「あーもう、めんどくさいなぁ」

私はベッドの隙間に手を突っ込んだ、まぁ...あっさり取れたんだけどね。

スマホを開くとメールが3通。

それは私の親友、鈴木美翔(すずき みか)と大橋栗(おおはし りつ)だった

美翔からは2通来ていて、『今日から高校生だね!!一緒に頑張ろうね!!』ってあ、あと『今日一緒に行こうね!!学校(*´∀`*)』
っとまあ、可愛いメール...

栗からは...?なんだろう。

『同じクラスだといいな、またよろしく』

無愛想だけど愛のこもったメールで私は嬉しかった

栗...大好き。

そう、私は栗が好き。けっこう前から