春の日差し

ふいに、ガチャリとドアが開く音がした。


「!?」

まずい。家の人が帰ってきたのだろう。


でも、ハルヒのお母さんなら言い訳が…。


ここで、私は大事なことをふと思い出したのだ。


ハルヒのお母さんは、駆け落ちしてどこかへ行ったのだ。


今いるのは、新しい母親かお父さんなのだろう。


これでは、私は不法侵入者扱いだ。


まあ、違いはないのだけれど。


逃げ場なんてなかった。


階段を上がってくる音がする。