春の日差し

「お…じゃましまーす…」

扉から顔だけを出して、部屋の中を覗く。


「うええっ、何よこれー!?ハルヒ、ちゃんと部屋片付けなさいよね…」


部屋は荒れているとしか言いようがなかった。


服は床に放り出されているし、ベッドのシーツは外れているし、布団はぐちゃぐちゃの皺だらけ。


おまけに教科書やら参考書やらが床に散りばめられていた。


私は丁寧に埃をはらいながら、本を棚に戻していった。


シーツを綺麗に元に戻し、布団の皺をのばして畳んだ。


「これじゃあ、やってること家政婦だよね?」

何をしてるんだ、という自分の気持ちよりも先に、この部屋を片付けなきゃという使命感があった。