「ううん!僕が彩芽ちゃんのこと待ちたいの!一緒に学校いこ!」


私はコクンと頷き、あわてて家の中へと駆け込んだ。





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「・・・ま、まにあっ・・・た?」


息を切らしながら、校舎の時計を見上げる。



「彩芽ちゃん!まにあってるよ!早く教室いこ!!」


創摩がグイッと私の手を引いて、教室へと走る。


キーンコーン・・・



「・・・あ、間に合った・・・・・」


ホッと胸をなでおろす。


「危なかったね?彩芽ちゃん」


創摩はフフッと笑いかけてくる。


「・・・ん」


私もニコニコ顔で答える。