春の日差し

ハルヒとの距離は、いうまでもなく広がっていった。



それをよくわかっているのは、蓮でもなく薺でもなく、間違いなく私だった。



新しい友達がたくさんできた私は、いつのまにかハルヒと距離を置いていた。



それをハルヒも悟ったのか、ハルヒも私から距離を置き始めた。



蓮と薺は心配しているようだったけれど、私は笑顔でいつもこう応えるのだった。



「別に、何でもないよ」



薺の顔が、最近いきいきとしているのは、言うまでもないことだった。






いつのまにか私とハルヒは、登校を共にすることすらなくなった。



私から、ハルヒをつきはなしたのだ。



「これから、もう迎えに来なくていいよ。大変でしょ?」


ハルヒは、いきなりカッとした顔になったけれど、すぐにもとの表情に戻り、


「・・・ん」


と、返事をした。



その返事がたまらなく切なく感じてしまったのは、私だけなのだろうか。