春の日差し

「・・・・・幼馴染だよ。私たちは」


涙ぐみながら、こたえる。


不意に、力が抜けて私は解放された。



「ごめん。急にこんなことして。きもかったよな?」


ハルヒはいつもの笑顔で笑った。


春の日差しみたいに柔らかい笑顔。



・・・・どこか、寂しげな笑顔。



「ううん・・・別に。こっちこそ、ごめん、ね」


話す前よりぎこちなくなってしまった。



「・・・・・学校、一緒にいってくれる、よね?」


私はうつむきながら聞く。


「おうよ!幼馴染だからな!」



・・・・・・・もどかしい。


幼馴染という言葉が、すごく、もどかしい。


牽制をかけられている気分だ。




「そろそろ教室戻ろうぜ」


ハルヒが扉のほうを目指して歩いていく。



私の元から去っていく。


もどかしい。



私はー・・・。