春の日差し

私は小さく頷く。


ハルヒに手を引かれて、屋上に向かう。



教室を出るときに、ふと薺と蓮が視界に入った。


薺は、今にも涙があふれそうになっていた。


それを、蓮が慰めている。


ああ、そうだったのか。



私はこのとき、初めて知った。


でも、知らないふりをした。


心にふたをして。