春の日差し

次の日もまた、アイスを食べにいこうと誘ったときだった。


「わりぃ。俺、明日はどうしても帰んなきゃいけないんだわ」


「俺も」


同時に、蓮とハルヒがキャンセルしたのだ。


「なによー。じゃ、私と彩芽でアイス食べるからね!」


こうして、私と薺、二人だけでアイスクリーム屋にいくことになった。


薺と二人っきりというのは、あまりなかったと思う。


何かするたびに、必ず4人で行動していたから。


「そういえばさ、彩芽って、初め私の名前読めなかったよね」


薺は不意に昔の話を掘り起こす。


「もー、いいじゃん!忘れよ!!」


私は薺をとん、と軽く小突く。


「今読めてるからいいじゃん。薺!なーーずーーーなーーーーー!!」


私と薺はおなかを抱えて笑った。



駅前のアイスクリーム屋につき、二人とも注文する。


薺はイチゴを注文して、私はチョコを注文した。


「薺もイチゴ食べるんだ?」


「・・・ん、まあね。今はイチゴ食べたい気分だったのー!」