パパの会社は、カーコンポなどを作っている工場で、物流課の課長であり、その部下がママであった。
どっちかと言えば、ママのほうが好きで社内恋愛である。
課長であるパパの誕生日になにを贈ろうかと悩んでいたママ。
ネクタイや時計といったありきたりな誕生日プレゼントでは、パパのハートを射ることはできない。
そう思ったママはあることを決断する。
以前、部長と話していたことを思い出す。「最近、天然うなぎは食べられなくなってしまったな、」「そうですね、また部長と行きたいですね、四万十川のうなぎ、忘れられない味食べたいです。」
それで連休を利用して、四国の四万十川に向かった。
かと言ってどうしたらいいのか困っていたら、地元の漁師が訳を聞いて感動したのであろう。全面的にママに協力してくれる。
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