ギャルを無視して俺が本を取り出して読み始めた時、 ガラガラッ 教室の扉が開き、外も教室も一気に静かな空気へと静まり返った。 『あ、あの』 ゆるふわツインテールの巻き髪にマスカ ットのような香り。 その女の人は、俺の机の目の前まで歩いて止まった。 クラス中と廊下の汚いギャルの視線が痛い ナンダ? 「ん?.......うぉっ!!なっ、何で..」 目の前にいた、突然の訪問者に、椅子から転げ落ちそうになった。 『しーっ、バレちゃうでしょ』