“ VS ”~ 世界最強の女の男装生活~



「あの人達だれ?」

何人かのグループのギャルに聞くと、

『零央様知らないんですかぁ~?♥

あの人達は全国No.2の族
 蛇(スネイク)
の花野 龍(ハナヤ リュウ)様と六道 歩
(ロクドウ アユム)様と和泉 槙斗
(イズミ マキト)様達です///』


「そうなんだー。」


(知らないんですかって知らないから聞いてるんだけどな。)

それに族であろうグループの奴ら
    こっちに向かって歩いてくるし

パンダさん達は道をあけるしね。

思わず溜め息を漏らす。



_______丁度その頃


『あれっ?見て、あそこに誰かいるよー
乗り込んできたのかな』

『うっは!見た感じあゆむんより人気あるんじゃね?てか俺よりも偉い人気だ』


『そうだねー。
 って、あゆむんて呼ぶな!槙斗!』


『いいじゃねーかよーあ・ゆ・むん☆』


『なにぃ?もっかいいってみろぉ!』


『なんだよぉー、おこなの?おこなの?
あゆむーん?どちたのー?』

うわー!ぎゃあぎゃあ


(ギャーギャー五月蝿い二人だな・・)

『もし、現に乗り込んで来てたとしたら相当強いんだろうな。なんたって此処には世界トップの族もウヨウヨといる訳だし、一人で来るなんて危険過ぎだろ。』

龍が話し出すと、2人の口論もその場で停止し、2人は龍の方を同時にバッと見た。
そして、2人は龍の話を顔をしかめながら聞いていた。

『俺たちより強い族って言ったら
“世界トップ”に君臨する族しかいないし・・』

槙斗が言う

『まず、どうするかは行ってみてからだ』

その後に龍が言った。

『『おう。[う、うん!]』』




(さて、皆も賛成したところで、聞き込み開始だ)




俺達は、
1人の見知らぬ男の方まで歩いていき、
近くまで歩いて止まった。