僕に凪ぎ払われたヤツは、仰向けに倒れて微動だにしない。
「魂奪うんじゃなかったのかよ…。
あんた、弱すぎ」
軽くため息をつくと、僕たちを囲むように集まってきた奴等に言う。
「次は誰が相手してくれるの?」
全員が一瞬躊躇ったけど、一斉に僕に飛びかかってきた。
相手の攻撃を避けつつ、次々にくる敵を凪ぎ払う。
何度もこれの繰り返しだった。
「きゃあっ」
………この、人騒がせな悲鳴が聞こえるまでは…。
声のする方を見てみれば、案の定彼女が捕まっていた。
それも最初に倒したはずの男子生徒に。
くそっ…倒れたフリだったのか……。
「あんた、なにやってんだよ!!
僕の後ろにいろって言っただろう?!」
「ご、ごめん……。
でも!横から狙ってる人がいたから……――」
つい…と口ごもる彼女に呆れてものが言えない。
僕が狙われてるのなんて放っておけばいいのに。
おせっかいなやつ…。
「この女の魂、もらう」
「それは僕のだ。お前には渡さない」
「ちょ、ちょっと!私の魂は私のものでしょ?!」
「………とりあえず、そいつを離してもらおうか」
なんか言ってるのは放っておいて、相手を睨み付ける。
すると、どこから取り出したのかカッターを彼女の首もとに突き付けた。
そして、ニヤリと嫌な笑いを浮かべる。
「…一体何の真似?」
「お前、武器を捨てろ。さもないと、この女殺す」
だいぶ、ふざけたことを言ってるこいつを。
思いっきり蹴っ飛ばしてやりたい気持ちはやまやまだけど。
彼女を殺されるのは困る。
「ちっ………姑息なやつだな」
文句を言いながらも鎌を奴の前に投げると。
奴は満足そうに微笑んだ。
「言う通りにしたんだから、早く離せよ」
武器を捨ててやったのに、一向に離す気配のないこいつを睨み付けると。
「それはできない」
またもやふざけたことを言い出す始末。
「魂奪うんじゃなかったのかよ…。
あんた、弱すぎ」
軽くため息をつくと、僕たちを囲むように集まってきた奴等に言う。
「次は誰が相手してくれるの?」
全員が一瞬躊躇ったけど、一斉に僕に飛びかかってきた。
相手の攻撃を避けつつ、次々にくる敵を凪ぎ払う。
何度もこれの繰り返しだった。
「きゃあっ」
………この、人騒がせな悲鳴が聞こえるまでは…。
声のする方を見てみれば、案の定彼女が捕まっていた。
それも最初に倒したはずの男子生徒に。
くそっ…倒れたフリだったのか……。
「あんた、なにやってんだよ!!
僕の後ろにいろって言っただろう?!」
「ご、ごめん……。
でも!横から狙ってる人がいたから……――」
つい…と口ごもる彼女に呆れてものが言えない。
僕が狙われてるのなんて放っておけばいいのに。
おせっかいなやつ…。
「この女の魂、もらう」
「それは僕のだ。お前には渡さない」
「ちょ、ちょっと!私の魂は私のものでしょ?!」
「………とりあえず、そいつを離してもらおうか」
なんか言ってるのは放っておいて、相手を睨み付ける。
すると、どこから取り出したのかカッターを彼女の首もとに突き付けた。
そして、ニヤリと嫌な笑いを浮かべる。
「…一体何の真似?」
「お前、武器を捨てろ。さもないと、この女殺す」
だいぶ、ふざけたことを言ってるこいつを。
思いっきり蹴っ飛ばしてやりたい気持ちはやまやまだけど。
彼女を殺されるのは困る。
「ちっ………姑息なやつだな」
文句を言いながらも鎌を奴の前に投げると。
奴は満足そうに微笑んだ。
「言う通りにしたんだから、早く離せよ」
武器を捨ててやったのに、一向に離す気配のないこいつを睨み付けると。
「それはできない」
またもやふざけたことを言い出す始末。

