「まあいいや。なら、浅木さんは?」
誰?と言いたいのが分かったのかクラスメイトは付け足した。
「浅木さんだってば。ほら、小野寺さんと最近一緒にいる」
「・・・アサギ?」
それでも分からない俺に、痺れを切らしたのか、ほら、と指を指した。
その方向に視線を向けると、そこには黒く、長い、ここからでも分かる綺麗な髪を持っていた。
「・・・な?可愛いだろ?」
いや、そこは綺麗系だろ。
アサギ、といった女子は雫と一緒に喋っている。
あ、笑った。
普通に美人だと思う。
「あの笑顔!癒されるわー」
「・・・おう」
そうか。
