「同じクラスになれればいいな？俺とお前」
幼少期を共に過ごしてきた翔琉は、他人とのコミュニケーションが上手だ。
俺もそこまで苦手な訳では無いのだが、何故そう思うかというと。
「・・・怜？俺の顔に何か付いてるか？」
コイツは顔だけでなく、性格まで爽やかイケメンなのだ。
お陰でいつも一緒にいる俺は、女子に邪魔者扱いされ。
中学生の時には、ラブレターを翔琉に渡してくれと何人の女子に頼まれたことか。
高一の時は無かったけど・・・今年はあるんだろうか。
「・・・いや。お前ってさ、何でそんなに爽やかイケメンなの？」
「は？いきなり何いってんの。ほら、クラス見に行こうぜ？」
「・・・あ、うん」
学校に着くと、門の前にクラス表が貼ってあった。
