Y.T (忘れられない人)


期末試験の最終日。

バイトのない今日。

そうそうに帰宅したわたし。

最寄駅から帰宅途中の商店街を、

ダルそうに歩いていたわたしの後ろから、

「おねえさん。ちょっと待った。」

声をかけられた。

肩を掴まれて、振り返れば、

恋焦がれてやまないひと、Y.T。