蒼馬「なら、ちょっと待ってろ」

蒼馬さんは近くにあった刀を取り出した

蒼馬「いって」

真紀「何してるんですか!!いきなりじぶんの皮膚切って!」

ザックリいってる。痛そう。


蒼馬「これくらい大丈夫だ」

真紀「そんなわけないじゃないですか!りっぱな怪我ですよ!!」

(ギュッ)

蒼馬「ギャーギャー騒ぐな。だったら今すぐお前のこの手で俺の傷口を触れ。治れってな」

真紀「えっ。でも、触ったらもっと痛くなる...」

蒼馬「いいから早く...このまま俺が死んでも知らねーぞ」



とりあえず私は恐る恐る傷口を触ることにした。

(ピタッ)


(お願い...治って...)

念じながら....


スーーーッ


真紀「あっ」

治った。

蒼馬「ふぅ。まぁこういうことだ」

どういうこと?これ、私がやったの?

蒼馬「お前には治癒能力があるんだ。」

じゃあこの能力を利用しようと

蒼馬「新選組がな。」

真紀「新選組?」

蒼馬「前、お前を連れ去ろうとしたのは新選組の内の1人だ。あいつらはその力を利用して良からぬことを考えてるはず」

そういうことだったんだ。

だからあんなに私を連れて行こうと....

蒼馬「それで、そんなお前を俺は守ろうとした」

(グッ)

蒼馬さんは顔を近寄せた。

壁に迫られ逃げられない状態

蒼馬「いい加減、俺のとこ来ないか。一生お前を幸せにしてやろう」


真紀「いきなりすぎて...」

蒼馬「あいつらに何かされるよりは良いだろう」