真紀side

雪「真紀ちゃん!次そこの部屋へこれを!!」

真紀「はい!」

今日もお店は大繁盛。

お店っていうかお相手だけなんだけどね

雪「じゃあ、あとはあっちの部屋のお座敷に上がってもらうだけで良いわ!」

真紀「分かりました!」

よかった。これでラスト!


真紀「失礼します」

部屋の中には1人だけみたい。



蒼馬「待ってたぞ」

真紀「蒼馬さん!」

蒼馬「この前の返事を聞きに来た。あれからずっと日にちは経ったが考えてくれたか」


あれ以来、いろいろ考えてはみたけど全然決断できなかった。

お嫁に行くってことみたいだけどなんで蒼馬さんは私を選んだろう

真紀「もう少し時間をください」

蒼馬「俺が嫌いか?」

真紀「ちがっそういうわけじゃ!!」

蒼馬「なら迷わず俺のとこへ来い。俺ならお前をいつでも守ってやれる。あの夜のように」

あの夜。そう、私は引っかかってたんだ。

真紀「私をどうする気なんですか?」


蒼馬「ん?」

真紀「あの夜、私は貴方たちの会話を少し耳にしました。相手の男の人が"利用"って」

蒼馬「聞いてたのか」

真紀「はい。」