真紀side
蒼馬「また来るな」
そのまま蒼馬さんという方は帰ってしまった
真紀「はぁ〜」
結局、私の知ってるの人だったのか未だ分からない。
雪「真紀ちゃん!お疲れ様!今からみんなでお食事に行くけど真紀ちゃんも来る?」
真紀「はい行きます!」
わぁ舞妓さんみんなでお食事かぁ!
最近は忙しくて個人で食べるしかなかったもんね。
真紀「よいしょっと!」
外に出られるような格好に着替える
でも、だいぶこの生活にも慣れてきたかな。
最初は失敗ばっかりだったけど今では一人前に仕事出来るようになったしね
これも全て雪さんのおかげだよ
あの時、雪さんが声かけてくれなかったら....
(お母さん...お父さん...)
真紀「っ?!」
雪「どうかした?真紀ちゃん」
真紀「あ、いえ。」
何かが頭の中でながれた
なんだったんだろう。
雪「さぁ着いたわよ!」
「良いお店ですねー!」
雪「ここ、実は私の友人のお店なの。お金は私が出すから沢山食べていってね!」
「ありがとうございます!!」
中に入ると次々に料理が運び込まれた。
「真紀さんも、遠慮せずにどんどん食べたらどうですか?うちみたいに!」
そう言い隣にいた可愛らしい子がパクパク食べる
雪「あんたは食べ過ぎ!」
「だって美味しいんですもんー!」
「「あははっ!」」
真紀「あははっ!」
「やっと笑いましたね!」
真紀「え?」
「最近、真紀さん思いっきり笑うことなかったから!」
雪「そうだね。ここって初めて働くと忙しすぎるし、いろんな事情な人がくるからさ実は私たち真紀のことも心配だったんだよ」
そんな風に思ってくれてたんだ。
「だから、今日はいつものストレスなんて忘れて思いっきり遊びましょうね!」
真紀「はい!!」
嬉しい。こんな私でも受け入れてくれている。
なんていい人達なんだろう
