真紀「あーっ!なんなのよっ!!」

むしゃくしゃして仕方がない

永倉「まぁまぁそんなに怒るなよ。」

真紀「だってー!」

あんな言い方ないじゃない!!

永倉「土方さんは土方さんなりに考えてはいるんだぜ?」

真紀「そ、そうですけど・・・」

見かけによらず永倉さんは大人だなぁ

というか、この頃の私はワガママすぎる気がする。


真紀「やっぱり私、仲直りしようかな」

そもそも私のまいた種かもしれないし。

永倉「それがいいと思うぜ!」

真紀「でも、どうやって仲直りしたら...」

中学の頃はなんとなく時の流れで仲直りできてたけど・・・

土方さんの場合は無理だよね。

永倉「未来のものをプレゼントするとかはどうだ?」

未来のもの?

ここの時代に来る時に少しは荷物があったから・・・良い案かも!



(妄想)

真紀「土方さん!これ、未来からもってきたものなんです。この前はごめんなさい!」

私は物を差し出した。

土方「おお!なんだこれ?!すごいじゃないか!」

土方さんは目を丸くしてみる。

真紀「こんなものもあるんですよ!」

他のも見せた。

土方「時代は進歩しているんだな!」

真紀「はい!これからも私達は全力を尽くして頑張りましょう!」

土方「そうだな!俺も言い過ぎた!ごめんな!」

真紀「土方さんっ!」

土方「真紀っ!」

そして二人は仲直りの握手をする。

(妄想終了)



真紀「ないですね...」

永倉「え・・・」

土方さんは絶対こんなキャラじゃない...
少し鳥肌がたった。




と言うと、どうしたらいいの?


永倉「おっと!俺もう巡察に行かないとな。なるべく早く仲直りするんだぞ!」

真紀「永倉さん...」

こうして巡察に行ってしまった。


真紀「はあーーーー難しい...」

しばらくすると、

土方「ったく。なんなんだよ。こんなところに新八は呼び出して...」

土方さん!?

なんでこんなところに?
私はとっさに隠れた。

土方(新八は呼び出して...)

さっきの土方さんの言葉を自分の頭の中でリプレイした。

真紀「ありがとうございます」

私は少し笑みを浮かべて何気なくいたように土方さんの近くに移動した。