君がそこにいてくれたなら




横を歩いている基樹とは反対の方から、
聞きなれない声がした。

俺にしか聞こえないくらいの声で
それだけ言って、
さっさと歩いて行ってしまった。

見覚えのある後ろ姿。

誰だっただろうか。