天井が霞んで 睡魔に 呑み込まれそうになった そのとき ーーーーがちゃっ… 「……谷部くん… お風呂、あがったから 次……どうぞ……」 「ん、…… あぁ、 ありがーーーー……っ?!」 起き上がった俺は 目に映った姿 ーーーー霜月のバスローブ姿に 慌てて目を逸らす 「…………谷部くん?」