家に帰った綾奈は、
急いで制服を脱いで私服に着替えた。
その間にもスマホにはメールが届く音がする。
今は夜の7時。こんな時間に遊びに出かけられるのも親がいないおかげ。
お父さんの単身赴任にお母さんがついて行ってしまったのだ。
(いい年してラブラブなんだから…)
二人は「綾奈ならしっかりしてるし大丈夫よね!」
なんて言ってちゃっちゃと行ってしまった。
そんなことを思い出しながら出かける用意をして、
待ち合わせ場所に走った。
「ごめん!遅れちゃって」
待ち合わせのお店に駆け込みながら謝る。
「大丈夫だよ。そんなに遅れてないし。」
待っていた相手はメル友兼彼氏?みたいな人。
直接好きとは言われてないけど、そういう風なことは言われてる感じ。
名前は相川俊樹(あいかわとしき)。私より10歳年上の26歳。
「それより、大丈夫だった平日なのに。」
「大丈夫だよ。せっかくこっちきてるんだから!」
俊樹さんは住んでるところが遠いからなかなか会えないんだ。
「ありがとう。
じゃあ、ここで飯食った後どこか行く?」
「うん。そうだね。」
「今日は何時までいける?」
「う~ん。補導されない限り?」
「大丈夫だよ!綾奈ちゃん大学生に見えるし!」
私は私服だと大学生にみえるらしい。
「そーかな?で、どこいくー?」
「いってみたいとこあるんだ。いい?」
「いいよ!」
こうやって10歳も上の人相手に猫なで声使って笑ってるほうが本当の私。
悪いことだって言うのは十分わかってる。
だからこそ、この背徳感が気持ちいい。
「ついたよ。」
そういわれて前を見てみると、そこにはおしゃれなお店が。
「ここでさ、おそろいのもの買おうよ!買ってあげるから!」
「わあ!ほんと?うれしい!」
お店には洋服や雑貨など、なんでもおいてあった。
「ね、これはどう?」
そういって見せられたのは十字架のネックレス。
「かわいい!」
「じゃあ、これにしよっか!」
「うん!」
待っててね、と言われじゃあお店の外で待ってるね、
と外に出た。
そのとき
「あれ…?橘…?」
ふと声が聞こえた気がして、周りを見渡した。
「気のせいかな…?」
学校からは離れてるし、平日にこんな繁華街までくるひともいないだろう。
「おまたせ!はい、かけてあげる。」
「ありがとう。買ってもらちゃってごめんね?」
首をかしげていうと
「いいよこんなぐらい!いっつも割り勘してるし!
たまにはプレゼントさせてよ」
「ありがとう!」
髪の毛をあげてつけてもらおうとすると、いきなり後ろから抱きつかれた。
「俊樹さん?」
「ちょっとだけ、ね?」
俊樹さんはかっこいいから、
こんなことしてると周りの女の子からのしせんが痛い…(笑)
「俊樹さん、そろそろ私帰らないと。」
時刻はもう夜10時を回っている。
はじめお店で話し込んでしまったみたい。
「あ、そっか。仕方ないね~」
「ごめんね。長いこといられなくて。」
「いいよ!また今度ね。送ってくよ。危ないし。」
さすがにこの時間一人で繁華街を歩くのは怖かったのでお言葉に甘えて、
「じゃあ、おねがいします。」
と言って差し出された手を取って、
手をつないで本当の恋人のように送り届けてもらった。
急いで制服を脱いで私服に着替えた。
その間にもスマホにはメールが届く音がする。
今は夜の7時。こんな時間に遊びに出かけられるのも親がいないおかげ。
お父さんの単身赴任にお母さんがついて行ってしまったのだ。
(いい年してラブラブなんだから…)
二人は「綾奈ならしっかりしてるし大丈夫よね!」
なんて言ってちゃっちゃと行ってしまった。
そんなことを思い出しながら出かける用意をして、
待ち合わせ場所に走った。
「ごめん!遅れちゃって」
待ち合わせのお店に駆け込みながら謝る。
「大丈夫だよ。そんなに遅れてないし。」
待っていた相手はメル友兼彼氏?みたいな人。
直接好きとは言われてないけど、そういう風なことは言われてる感じ。
名前は相川俊樹(あいかわとしき)。私より10歳年上の26歳。
「それより、大丈夫だった平日なのに。」
「大丈夫だよ。せっかくこっちきてるんだから!」
俊樹さんは住んでるところが遠いからなかなか会えないんだ。
「ありがとう。
じゃあ、ここで飯食った後どこか行く?」
「うん。そうだね。」
「今日は何時までいける?」
「う~ん。補導されない限り?」
「大丈夫だよ!綾奈ちゃん大学生に見えるし!」
私は私服だと大学生にみえるらしい。
「そーかな?で、どこいくー?」
「いってみたいとこあるんだ。いい?」
「いいよ!」
こうやって10歳も上の人相手に猫なで声使って笑ってるほうが本当の私。
悪いことだって言うのは十分わかってる。
だからこそ、この背徳感が気持ちいい。
「ついたよ。」
そういわれて前を見てみると、そこにはおしゃれなお店が。
「ここでさ、おそろいのもの買おうよ!買ってあげるから!」
「わあ!ほんと?うれしい!」
お店には洋服や雑貨など、なんでもおいてあった。
「ね、これはどう?」
そういって見せられたのは十字架のネックレス。
「かわいい!」
「じゃあ、これにしよっか!」
「うん!」
待っててね、と言われじゃあお店の外で待ってるね、
と外に出た。
そのとき
「あれ…?橘…?」
ふと声が聞こえた気がして、周りを見渡した。
「気のせいかな…?」
学校からは離れてるし、平日にこんな繁華街までくるひともいないだろう。
「おまたせ!はい、かけてあげる。」
「ありがとう。買ってもらちゃってごめんね?」
首をかしげていうと
「いいよこんなぐらい!いっつも割り勘してるし!
たまにはプレゼントさせてよ」
「ありがとう!」
髪の毛をあげてつけてもらおうとすると、いきなり後ろから抱きつかれた。
「俊樹さん?」
「ちょっとだけ、ね?」
俊樹さんはかっこいいから、
こんなことしてると周りの女の子からのしせんが痛い…(笑)
「俊樹さん、そろそろ私帰らないと。」
時刻はもう夜10時を回っている。
はじめお店で話し込んでしまったみたい。
「あ、そっか。仕方ないね~」
「ごめんね。長いこといられなくて。」
「いいよ!また今度ね。送ってくよ。危ないし。」
さすがにこの時間一人で繁華街を歩くのは怖かったのでお言葉に甘えて、
「じゃあ、おねがいします。」
と言って差し出された手を取って、
手をつないで本当の恋人のように送り届けてもらった。