『ねーねー、彼氏?』 『あ、うん。竜って言うの。5組だよ。』 『ぁ、そうなんだ。よろしくね。竜くん。』 歩美と竜が握手を交わす。 その間に、3組のクラス表を見る。 『あった!』 『何組??』 『3組ー!』 3組かあ。 知り合いいないけど、誰か仲良い人ができるといいな。 『歩美?』 どっかで聞いたことある男の声。 あたしも歩美と一緒に振りむく。 『慎!』 『あ...』 つい声が出てしまった。