無口で鈍感な君に恋をしてしまった


コンビニに寄って肉まんを2つ買い、この前新藤くんが連れて行ってくれた公園で食べることにした。

少し間をあけてお互いベンチに座る。

「昨日といい今日と言い、本当に色々ありがとうございました……」

そういって袋から1つの肉まんを出して、新藤くんに差し出した

「どういたしまして…。」

そういって新藤くんは肉まんを受け取った

私も袋から肉まんを出して、ぱくっとひと口かじりついた。

話すこともないので、私が疑問に思ったことを言ってみた

「新藤くんて、なんで私に敬語なの?」

「特に理由はありませんけど。」

「じゃあさ、敬語やめてよ~。同い年なんだし!ねっ!?」

そう言うと……

「分かり……。分かったよ。これでいいんでしょ」

うわぁ~……!!

新藤くんが照れている。

耳まで真っ赤の新藤くんに可愛いと思った