無口で鈍感な君に恋をしてしまった


本当は良くないくせに。

神崎さんは優しすぎる。そう言いそうになったけど、やめた

「神崎さんがそれを望むなら……俺は何も口出ししません」

「……うん」

「でも後悔はなしですよ。」

「う……ん……」

神崎さんはうとうとしていた。

疲れてるんだろうな。

昨日も今日も散々泣いただろうから疲れるだろう。

そのまま神崎さんは寝てしまった。

「よし、教室戻るか……」