無口で鈍感な君に恋をしてしまった


~新藤 悠佳 side~

「じゃあ償いとして昨日なぜ泣いていたか俺に話してください」

ちょっと意地悪してみたくなって、そんなことを言ってみた

そしたら急に神崎さんが泣き出した

「えっ!?神崎さん!!??」

「あっ…。ごめん。ただちょっと思い出しちゃって……」

そうへらっと笑いながらも涙がぽろぽろこぼれていた

「か、神崎さんすみません。さっきのは取り消しますから泣かないでください」

急いで謝罪した。そしたら

「あ、えと、気にしないで。話すよ……」

まさか予想外の回答だった。

もしかしたら俺に話したらスッキリするかもと思っているのかもしれない。

俺は黙って聞くことにした。