「よいしょっと……」
新藤くんは私をそっとベッドの上に下ろしてくれた
「し、新藤くんわざわざありがとう…」
「……はい。」
新藤くんがこのまま教室に帰ってくれることを祈った。
新藤くんがいると、なぜか緊張しちゃうから……
そしたら新藤くんはベッドの前に椅子を出してそこに座ってしまった。
「えっと……。新藤くん…?」
「神崎さんのせいで1限目の授業に出る気がなくなりました」
「えっ……ごめんなさいっ」
「じゃあ償いとして、昨日なぜ泣いていたか俺に話してください」
このときの新藤くんからは黒いオーラが見えたような気がした……
