無口で鈍感な君に恋をしてしまった


その反動で私は後ろに転んでしまった。

「ご、ごめんなさいっ……」

それでも涙が止まらなくて、とりあえずぶつかってしまった人にうつむきながら謝った。

もしこれがヤクザとかだったら私殺されちゃうのかな……

そんなくだらない冗談が頭の中に出てきた

「もしかして……、神崎さん?」

その声を聞いて思わず顔を上に向けてしまった

新藤くん!?!?