無口で鈍感な君に恋をしてしまった


5時限目、6時限目は寝て過ごしたからあっという間だった。

そしてまたいつもみたいに二人に「帰ろう!!」と声をかけようとしたけど、ふと考えた……

もしかしたらまだ私に気を使って、完全に仲直りしてないんじゃないかな?

余計なことをしているのかもしれない。

それでも私の体は動いてしまった……

「心音香、佑羽、私スーパーよらなきゃいけないから先帰ってて。絶対二人で変えるんだよ?帰らないとふたりとも嫌いになっちゃうからね」

そんな意味のわからない言葉を残して私はカバンを持って急いで教室を飛びたした。

頑張れと心の中で応援した。