無口で鈍感な君に恋をしてしまった


寝転んだまま待っているとガチャっ!っと勢い良くドアが開いてちょっとビックリした。

そこには汗だくの心音香と佑羽がいて……

「彩代!薬あったからこれ…のんで!」

「もう、これ、で苦しくないからな!」

ふたりとも走ってきてくれたんだと思う。
所々息切れてるし

「ふたりとも……ありがとう!」

そういって薬を飲んで治ったふりをして、今回の作戦は幕を閉じた。

そのままお昼はまたいつものように楽しく過ごせた。