無口で鈍感な君に恋をしてしまった


そんなことを考えていたら…

「えっ!?彩代!?大丈夫!!!?しっかりして!」

「おい彩代どうした!?苦しいのか?!救急車呼んだ方が…!!」

心音香も佑羽も本気で心配してくれてるみたいでなんだか泣きそうになる。

「うっうぅ…。私は、大丈夫だ、から…お腹がいたいの…」

「私達どうしたらいいの!?」

「あっ!保健室にまずつれていこう!」

「それいいかも!」

いや、ちょっと待ってくれ~

「い、や。大丈夫。お腹の痛みをやわらげるっ…薬があるんだけど、教室に置いて、来ちゃって…」

出来るだけ苦しそうに言う。

ここは私の演技の見せ所だね! なんて

「わ、わかった取ってくるから!!!」

もうすでに心音香は半泣きだった

心が痛む…

けどごめんね。心音香も佑羽も

二人のためだから…