駅まで走って戻ると既に心音香と佑羽がいた

「心音香!佑羽!」

私がそう叫ぶと心音香がすぐこちらを向き「彩代!!!」と叫び返した。

「っはぁ……ごめん遅れて…。ちょっとトラブっちゃって……」

「えっ!?ほんと??!大丈夫なの?」

「うん!ありがとう」

心音香はその瞬間私の背後に立っていた悠佳を見てびっくりした

「し、新藤くん!?来てくれたんだ…」

「はい……。」

「……」 「……」

やはりこの二人は噛み合わないようだ。

「あ~…。じゃ、そろそろ行きますか」

その雰囲気をどうにかしようと佑羽が動いてくれた

「そうだね!」

私も返事をした。

水族館に行く予定だが、水族館が結構近くにあるので歩いていくことにした。