なんか安心したのか涙が出てきた

あーもう。私最近泣いてばっかじゃん。

そして悠佳の前ばっかで泣いちゃう

「あー…もうごめんって神崎さん」

悠佳と手を繋いだままだったので、すぐ悠佳が私の変化に気づきめんどくさそうに声をかけた。

そして頭をぽんぽんしてくれる。

これはめんどくさいから早く泣き止んでほしいだけなのか、本当に慰めてくれているのか良く分からない

だけど私はそれでも嬉しかった

「ご、ごめん……」

そう謝罪してすぐに涙を止めた。





今気づいたが、何時だろう……

時計を見たら11時12分……

まずい!!!

「悠佳!!時間かなり遅刻してるよ!?急ごう!!」

「はっ?!え、ちょっ……!」

さっきまで手を引いてくれてたから、次は私が悠佳の手を取って一緒に走り出した