無口で鈍感な君に恋をしてしまった


「ねぇ」

悠佳が話しかけてきた

「な、なに?」

教科書で顔を隠しながら返事をする

「最近おかしいよ。何だよいつも話しかけてくるくせに最近ずっと黙ってるしさ」

「ごめん……」

「いや…謝られても…。とにかくその顔隠すのやめてくれない?」

なんか悠佳怒ってる。
やっぱこんな態度失礼だよね…

ちょっと泣きそうになったけど顔から教科書をどかした

「…。」

「…。」

ずっと悠佳に直視され、私もずっと目を逸らす

恥ずかしくて顔が熱くなる

と、そのとき

「あら?神崎さん顔が赤いわね。熱があるの?ちょっと誰か保健室に連れていってあげてー」

そんなに顔が赤かったのか。でもまあ今の状況がありがたい。

「じゃあ俺行きま…「私が行きます!」

悠佳が言おうとしたら、心音香が急いで大声で立ち上がってくれた

心音香は気づいてくれてるみたいだ。

「ほら彩代いこう?」

と言って私の手をひいて教室を出た