遊園地



繋いだ手をより強く握り

前進する菜緒を引き留めた。

「イタっ何?」

「明日。菜緒に告白するから!」





菜緒は少しビックリしたように目を真ん丸にしたけど


またすぐに俺の大好きな笑顔を見せてくれた。


「ん。がんばってね。」






はいともいいえともとれない返事。



菜緒の魅力はこういうとこだ。


そう思うのが
例え俺だけだとしても
俺はそういう菜緒が好きだ。








今日も夜空の星が
キレイに二人を照らしてくれた。




明日からまた
君に恋をする。








Fin