そんな私たちが急接近したのは先輩の卒業式の日だ。
部活の先輩と写真を撮っていたら、
「鈴奈ちゃん。」
駿也先輩に呼ばれた。
「どうしましたか?あ、卒業おめでとうございます。」
私は丁寧にお辞儀した。
「あ、ありがとね。ちょっとさ、俺と写真撮らない?せっかく仲良くなったんだからさ?」
そう言って私の顔を覗き込んだ先輩。
私は断る理由がなかったので快く了承した。
先輩は私の肩を持ってピースをした。
私は突然のことでびっくりしたけど、
変に意識するのも良くないと思い私もピースした。
「ありがとね、鈴奈ちゃん。
この写真また送るね。」
そう言ってにこっと笑って先輩は友達のところへ戻っていった。
しばらくその場でぼーっと立っていると部活の先輩が集合写真を撮るからと言って私を探しに来た。
その日は何枚撮ったのだろうか。
部活のグループトークは写真で埋まっていた。
