先輩はそんな私を見て、なにかひらめいたかのように声を上げた。
「鈴奈ちゃん!!」
「え?え?!」
私の頭はこの状況についていけなくなっていた。
先輩は困ったように私に言った。
「あれ、読み方違った?それ。」
先輩がそれと言って指差した物。
私の胸元に付けてある名札。
私はとっさに言葉を返した。
「あ、い、いえ!合ってます。」
その私の返事に安心したのか先輩はにこっと笑ってよろしくと言った。
先輩のフルネーム 斎藤 駿也。
「よろしくお願いします。駿也先輩。」
そんなこんなで掃除の時間が終わってしまい駿也先輩と別れて綾ちゃんと一緒に教室へ戻った。
