「じゃあ、なんで逃げるんだよ…」 「そ、それは…お腹すいてるのに 先生に捕まるのがいやだったから。」 「本当にそれだけか?」 「う、うん…」 「絶対に絶対?」 「うっ…」 「怒んないから言ってみろ」 「せ、先生が…あんな事言うから…」 「あんな事って…?まさか、準備室の時の?」 私は頷いた。 「あ、ごめんな?悪かった。」 なんで謝るの…?わたしの事嫌いなの? 「でも、俺は…」 「わかってる。わかってるよ…」 だからこれ以上言って欲しくないんだよ わたしはまた走り出していた。