でも、今日は違ったんだ。 『麗〜、お前学校来たんだな。』 いつもとは違う言葉に驚きながら振り返るとアイツがいた。 下松 太一 - シタマツ タイチ - コイツは小学校の頃からの知り合い。 親同士が同級生だからコイツとも一応友達。 あれだけの言葉だけどうれしかった。 周りからすれば何で?って思われるかもしれないけど 私からしたらうれしいんだ。 『私が学校に来てたら変?』 ほんとはうれしいくせに、そっけなくそう返してしまう。