次の日…
つまり土曜日。


今日は午前中は課外授業で午後から部活なのだ。

…あれ?ランが来てない。

ホームルームの時間、先生が今日、リティアさんは急用で休みと言った。

はぁ…社長令嬢だから忙しいのかな。


授業が終わり、今から部活に行こうとした時

泉君がこちらに駆け寄ってきた。

「あの…さ。昨日の件でちょっと…」

は、昨日のこと?

あぁ、プライベートのことかな。
きっとラン狙いなのだろう。

悪いけど、ランを渡す気なんてないから。

「何、私のランを奪う気?そんなの許さないから(黒)」

「ち、違う違う!リティアさんを奪う気なんてないよっ…僕は…その…」


その何?
早く言いなさいよ。

てか、なんでそんなに顔赤いの?
変な人。

俯いてた泉君が顔を上げて真剣な表情で私を見た。

「僕は…由香里さんと…プライベートを過ごしたいんだ。

ほ、放課後でもいい!僕と…デートして下さい…」


え…?あ、私狙いだったの。

ふーん………

えっ?!