賑やかな会話のなか、私はお弁当を食べ終わり自分らしくない
プライベートの話に突入した。
「ところでラン…そ、その…明後日は1日空いてる?」
プライベートのお誘いって結構勇気いるなぁ。
ものすごく緊張しているのだけれど…
ああ…これで断られたら私もう鬱になって立ち直れないかも…。
ランは少し驚いた顔をしてまたにっこり笑った。
「うん、空いてるよぉ♪何々?ランとデェト?」
「ま、まあそんな感じ…」
デート…デートオッケーされた!
うわぁ…今、ニヤけが止まらないのですがっ…とても嬉しい。
「じ、じゃあ、僕も…」
私はランとの時間を邪魔する泉君に睨んだ。
『お前は入ってくるな。邪魔』
…てね。
「怖い怖い。わかったよ…」
おおっ…伝わったか目力で。
そうさ。わかればいいんだ、泉君。
私とランは明後日、日曜日の午後1時に駅前で約束をした。

