学校の登校のチャイム。もうすぐホームルームの時間だ。

「ねぇねぇ、聞いた?今日転校生が来るんだって!」

クラスメートの女子がキャッキャとはしゃぐ。
イケメンかなー?男子かなー?と期待を持ってホームルームを迎えた。

私は、これを盗み聞きしていたのではない。
本を読んでいる最中、たまたま聴こえた会話なのだ。

「皆さんも既に耳にせていると思います。今日、海外から転校生がやってきました!どうぞー」

先生の合図と共にやってきたのは

金髪のフワフワカールで外国人とは思えないほどの小柄な少女だった。