じっと
目を閉じて…


背中を丸めて。

移り変わらない、季節の部屋で…


夢見る夢は

あおいろの…


そう、あおいろの
天の海。



僕の、
僕の、

背中の遥か彼方に…


雨と晴れの、そのまた向こうに…


あおいろの海は揺らめいている。



いつか、いつか

蝶々みたいに…

蝶々みたいに
ヒラヒラ飛べる?


飛べる?
ヒラヒラ、飛べるのかなぁ…



羽が貰える代償に、
きっと何かを失うね。


それが何かは解らないけど…



それでも僕は
飛べるイメージが

ワクワクしたんだ。

夢見てたんだ。



君もそうだと、願っていたね。



…今も、そんな風に思う?